音楽を制作するためには意外とたくさんの器材が必要
バンドなどでパートがそれぞれ存在する場合は各自分のパートを全うすればいいわけですが(レコーディングは別として)、一人で作詞・作曲・アレンジまで行なう為には全てのパートを一人で作り込んでいく必要があるわけです。そのために必要な器材は大筋では大体決まっていてピンからキリまであり、ある意味上を見てしまうといくらお金があっても足りないぐらいになってしまうでしょう。
しかし、余程理想を高く持っているとかでない限り意識的に抑えてスタートすることは比較的簡単にできます。
物足らなくなってきた時にいいものを買い足していくという方法が最も始めやすいと思います。
しかも付属で付いてくる無料で利用可能なものでも無料とは思えないぐらいの音を出すことはできるのです。
それよりも曲と詞のクオリティの方にウエイトを置く方が良いでしょう。いくら器材が良くて音が良くても曲そのものが良いものでなければ本末転倒じゃないですか。それを踏まえて段階的に必要器材をご紹介させて頂きます。
音楽制作用PC
極論から言えば音楽制作はスマホでもガレージバンドとか使って進めることも可能です。ただここでは将来的なことも含めて処理能力と拡張性の高いPCで作ることを前提に書いていきます。
様々な音源を鳴らして編集処理していくためには通常のPCよりもスペックの高いものを選ぶ必要があり、特にギターやボーカルなどを実際に録音するケースではCPUやメモリの負荷は高くなり遅延がひどかったり処理が止まってしまったりすることも考えられます。
もちろんAIのみで音楽制作をするのであればここまですることはありません。
推奨されるPCのスペック
一昔前は音楽制作と言えばMacというイメージがありました。もちろん今でもMacのパフォーマンスは高いです。それでもやはりWindowsの方が比率は高いと思われますし、僕自身がWindowsであることもありMacを語ることができない為Windowsを使用していくという事で書いていきます。
自作できる場合はパーツのいいものを組み合わせていけばいいのですが既製品を買うとなるとちょっと難しい部分もあります。その場合はドスパラとかGoodWillなどで販売されている組み立て済みのPCでスペックの見合うものを購入するのがよさそうです。
- モニター より広く多くの情報を確認するために可能な限り大きいサイズをお勧めします。
- CPU Core i7 デュアルコア以上
- メモリ 8G以上とされていますが僕は32G積んでます
- HDD 1TBのSSD×2 曲のデータを保存したりプラグインを追加したりして意外と多くの容量が必要になるので
- グラフィックボード 特に高いものは必要ではありませんがCPUの負荷を減らすことができるものがあれば選択肢の余地はあります
- サウンドボード 通常インターフェースを使用しますので高価なサウンドボードは必要なく、マザーボードにあるもので十分です
- OS Windows11 64bit
完成品を購入する場合はこのスペックを参考に購入すればOKです。
オーディオインターフェース
オーディオインターフェースとは、マイクを使ったボーカル撮りとかギターを演奏して取り込む場合の入り口になる器材です。一万円ぐらいから十数万円するものまであり選択肢も非常に多いですが20,000円台の者でもまったく問題ありません。ちなみに僕はスタインバーグ社のUR22Cを購入しました。
インプットは二つ以上で、コンデンサーマイクを使用することも考えてファンタム電源付きのものを購入します。まあ大体ついているので特に考えることはないでしょう。
僕の場合はデスクスペースがあまり広くないのでコンパクトなタイプが欲しかったことと、同じスタインバーグのCubaseを使用するつもりだったこと、そして必要以上に高くないものという事で機種選定しました。
DAWソフト
録音したりMIDIで打ち込みをしてパートを重ねていく場合に必ず必要になるのがDAWソフトになります。
DAWは通称「ダウ」と言われていてDigital Audio Workstationの略。ギターや歌をオーディオインターフェースを通してオーディオデータとしてDAWに取り込みエフェクトを掛け直したり編集処理することができるので、もう少し歪みが欲しかったとかディレイが深すぎたなどの音色を変更することができますのでありがたいソフトですね。
あとはベース・ドラム・キーボードをMIDIで打ち込んで好きなように編集します。
最終的にはミックス・マスタリング後にWAVなどのデータで書き出しすることでCDや配信することができるようになるのです。
僕の場合はAIで製作した楽曲も一度DAWに取り込んで、ギターやシンセを追加録音して音を厚くしたりすることもありますし、ただ単にAI楽曲のみにコンプレッサーやリミッターをかけて音圧を上げてマスタリングするだけに使用することも多いです。
DAWソフトの種類
DAWソフトの種類はメーカーの種類という事ができます。
基本的にはついているものやできることはほぼ同じと考えて差し支えありませんが、MacとWindowsで使える使えないというものもあるようなのでそこは注意が必要です。またメーカが違うと使い勝手も変わってきますから、自分にとって使いやすいものはどれかという事と誰か近くで教えてくれそうな人がいる場合はその人が使っているものと同じメーカーのDAWを購入するといいかもわかりません。
それとソフトによっては得意な音楽ジャンルがあるようで、制作したい楽曲のジャンルで選ぶという方法もあるようです。
例えば、電子系の音をメインで楽曲を制作したい場合「FLStudio」や「Ableton live」、生音系(ギター・ベース・ピアノなど)をリアルタイムで録音しながら楽曲制作をしたい場合はCubaseやProtoolが良いと言われています。僕の場合はCubase一択だったのでそこまでは調査していませんが、得手不得手関係なしにどのソフトでもどんな音楽でも製作できます。FLStudioやAbleton liveでも生音はとれますし、CubaseやProtoolsで電子系ができないという事はありません。
またYoutubeやブログなので使用方法などが公開されているので、より細かく多く使い方を説明されているメーカーの製品を選ぶという手もあります。なにせ海外の製品ばかりなので取説は基本英語です。翻訳するとは言ってもやはり最初から日本語で書かれているものとは勝手が違いますから、困った時に解決できる情報があるかないかというのは選択の重要な要素です。
今はオンラインでのDTMスクールも多数あり講師によって使用ソフトも様々。もしそういったスクールも視野に入れているのであれば希望のソフトが採用されているかどうかもあらかじめ調べておいた方が後々スムーズです。
ちなみに無料で使えるDAWもありますから、まずはそれで試してみるのもありですし、制限はあるものの各社お試しできるようにもなっているので期間内あれこれ触ってみるのもいいですね。
- Cubase
- Pro Tools
- FL Studio
- Abelton Live
- Studio One
- Logic Pro
- Cakewalk
- Garage band
- Bitwig Studio
- Reaper
ここではどれがいいとか結論付けることはできませんが、それぞれのメリットデメリットはある程度調べるのも楽しみの一つではないでしょうか。
モニタースピーカー
制作した音を確認するために必要な音の出口がモニタースピーカーです。ここでいうモニタースピーカはオーディオステレオ用のスピーカとはちょっと意味が違っていて、ただ音を出すだけではなく音の輪郭や音像を判断したり、全体の周波数を把握するという作業が含まれてくるために特性が違います。実際に同じ音源をモニター専用スピーカーと普通のオーディオ用スピーカーで聞き比べると全く違う事がわかるはずです。
ですから、必ずモニター専用スピーカーを購入することをお勧めします。
スピーカーにはパッシブタイプ(電源を必要としないもの)とアクティブ(電源を必要とするアンプ内蔵スピーカー)の大きく二種類があり、その上で口径の違いがあります。
口径は大きいほど低音がよく出る為、スペースと費用が許す限り口径は大きめのものを選択するのがベストでしょう。あとは単体で鳴らすことができるので個人的にはアクティブが好みです。若干高くなるもののアンプ内蔵という事で他の要素が音に入り込むことがないという所も安定感を出せる良さだと思っています。口径に関しては10cmあたりからそれ以上のサイズは欲しいところです。
ちなみに僕はYAMAHAのHS3を購入し、後悔はしていませんがワンサイズ上の方でもよかったかなとは思っています。まあ両方あるわけではなくガチでの比較はできないのですが、大きい方がもっと低音がよく聞こえるのだろうなという想像での話になります。
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